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歯周病(歯槽膿漏)

歯を失う原因No.1が歯周病(歯槽膿漏)

歯槽膿漏 歯を失う原因は”虫歯”だと一般には思われていますが、特に、大人になってから歯を失う一番の原因となるのが歯周病(歯槽膿漏)と言われて長いです。

歯周病(歯槽膿漏)も虫歯と同様に細菌による感染症ですが、虫歯は進行すれば痛みなどの自覚症状がありますが、歯周病は痛みもなく知らない間に進行し、気付いた時には手遅れになっていることが多い歯の病気です。

若いころは歯が丈夫だったのに、年がいってから歯が悪くなった・・・、という話はよく耳にします。

歯周病(歯槽膿漏)とは)

(出典:日本臨床歯周病学会サイト)
入れ歯治療 歯周病とは細菌が関係する感染症であり、歯がある限り、歯周病になるリスクは確実に存在します。

歯周病は歯を支えている顎の骨が溶けてしまう怖い歯の病気で、溶けてしまった骨は再生しません。

歯周病の最良の治療は予防であり、それは歯磨きの励行と生活習慣の見直しです。そして定期的に歯石を除去することです。

歯磨きだけで歯周病は予防できるのか?

歯ブラシだけでの清掃は、どんなに歯磨きが上手な人でも65%程度しか清掃できていないと言われています。
歯磨きでの35%の磨き残しや、歯の表面にネバネバした白いプラーク(歯垢)が石灰化して”歯石”になり、この歯石が歯周病菌の繁殖場となり歯周病を進行させることとなります。

生活習慣の見直し
   ~歯周病と全身疾患の関連性~

また、最近では歯周病は口の中だけではなく心臓病や糖尿病や肺炎・気管支炎などの全身疾患が引き起こされることが分かり、医科でも注目され始めています。

歯周病で歯茎が腫れることで、全身の血管などに悪い影響がおよぶ炎症性物質(サイトカイユと呼ばれてています)が血液中に入り全身を巡って悪い影響を及ぼすと考えられています。

<糖尿病>
糖尿病患者の方は感染に対する抵抗力が弱まっているため歯周病になりやすくまた、糖尿病があると歯周病になりやすい傾向が大です。歯茎が膿んだり炎症を起こしていれば血糖値が高くなってしまい、頑張って食事管理などを行っていてもその効果は無駄になってしまいます。また、歯周病により産生された炎症性物質がインスリンの作用を阻害し糖尿病を悪化させます。

<肺炎・気管支炎>
特に喉周辺の筋肉が衰えた高齢者の方や脳血管障害の方など身体の抵抗力や防御機能が低下した方は、食事の誤嚥だけでなく細菌を含む唾液などを誤嚥(食物や唾液などが食道に行かずに誤って器官に入ってしまう状態)することで誤嚥性肺炎にかかる率が高くなります。

町の歯医者さんから~歯周病予防のためには

慢性の病気である、歯周病(歯槽膿漏)は元の状態に戻すことはできません。
ご自宅での歯磨きや慢性疾患対策だけではなく、今の状態をなるべく長く維持できるよう自己管理と定期的な検診が欠かせません。
当院では患者様ごとに合った期間でのリコール(定期検診の時期を伝えること)のご案内を行い、歯の定期検診をお勧めし、健康管理を行っております。
また、当院では町の歯医者さんとして嚥下機能が弱っておられる方への予防運動などの指導も行っています。
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